
エスジェイ(@crisisnoeln)です。
「億男」という映画をユーネクストで見たので感想を書いていきます。
あらすじ
借金で首が回らなくなった中年男がある日宝くじを当てる。
大金を手にして怖くなり使い道が分からないので、事業に成功し今は金持ちになった昔の友達に相談することに。
まずは金を使ってみることを提案されパーティを開催する。
酔いから目覚めると、大金とともに友人も姿を消してしまっていた。
感想

一昔前の感じがヤバい

ウシジマくん的な金がすべてって世界観は今見ると、ちょっと恐ろしいほどに古臭くさく感じてしまいます..。
もう完全に世界のトレンドを見ても、こんな映画はいっさいやっていませんね。
夢は必ず叶うとか、努力は報われるとか、お金があれば幸せになれるとか、そういうテーマはもうみんなウンザリしているというか、今の時代には合いません。
ジョーカーのような闇落ちしていく話だったり、ピクサーの最新作のように、夢を叶えるよりもだいじなことがある的な、そういう強いメッセージが作品にも必要なのです。
何ひとつ驚く展開がない

テーマが古くさいのは、少し前の映画というのもあるし、トレンド的なところもあるので仕方ない部分もあるとしても、何よりも脚本のレベルが低いですね。
最初から最後まで予定通りというか、何ひとつ驚く展開にはなりません。
最後の終わり方も、途中のストーリー展開も「でしょうね」というパターンがほとんどで退屈です。
途中で主人公が気が狂って暴走するとか、協力者が実は全員悪者でとか、何でも良いのでもっとビックリする展開がほしいです。
こんな無難に収めるくらいなら、炎上覚悟でもっと支離滅裂な展開にしちゃったほうがまだマシかと思います。
まとめ

邦画に期待しないほうがいい
ただそれだけだ!
という感じなんですが、ほんとに邦画はもうダメなんでしょうかね。
やはりかけれる金の違いは大きいのか、それよりももっと根本的な脚本とか構成力の問題にも見えるのですが、実際におもしろい映画を作るのは大変なんだと思います。
いずれにせよ、海外との差は広がるばかりです。
なぜ映画だけがここまで海外とクオリティの差がでてしまうのかも疑問です。
たまたま私の見ている映画だけがピンポイントでクソなのかもしれませんし、クソだと思いこんでいるからクソにしか感じないのかもしれませんが、邦画はもう10連続くらいでハズレです。
チェンソーマンのマキマさんも「10本に1本くらいしか面白い映画には出会えないよ」と言ってましたが、邦画縛りで観たらおそらく100本に1本も出会えない気がします(^_^;)