
エスジェイです。
「21世紀を生きる現代人のための哲学入門2.0 現代人の抱えるモヤモヤ、もしも哲学者にディベートでぶつけたらどうなる?」という本を読んだので、簡単にレビューしていきます。
どんな本?
現代人の持つ悩みを哲学者にぶつけたら、どんな返答が返ってきて、どんな議論になるのか展開していきます。
1テーマ1哲学者で、対戦形式で進んでいきます。
感想
読みやすくて面白いですね。
パリピVSゼノンでは「楽しいことだけしていればそれで良いのか?」をテーマに議論していきます。
DJ風の現代パリピは、人生一度きりだし、楽しいことだけ追求しようぜ!イェー!的なノリを古代哲学者へぶつけます。
ゼノンは古代ギリシア時代の哲学者で、ストア派と呼ばれる禁欲主義の哲学を唱えた人です。
パリピは、現代は古代と違って楽しいことがたくさんあるので、真面目に生きて鬱になるくらいなら楽しもうぜ!と持論を展開します。
ゼノンは、「いやいや、楽しいことばかり追求してても、いずれ人生というのは苦境が訪れ、そのときに~」みたいな説法をパリピにときます。
そんな感じで、討論が進んでいき、とりあえずの決着が付く感じです。
こんな議論が全20回収録されています。
良い点
・読みやすい
・哲学の基本が掴みやすい
悪い点
・判定基準が曖昧
・哲学書を読むには少しライト過ぎる
まとめ

良くも悪くもライトノベル的に読めて、気軽に読書するにはおすすめですね。
そんなメジャーでない哲学者とかも出てくるので、幅が広がるかもしれません。
ひろゆき氏も本書に登場して哲学者と議論して欲しいですね。いずれそういうAIとかできそうですね…。