怪獣8号を読んだ感想。進撃の巨人のパクリなのか?!

エスジェイ(@crisisnoeln)です。

怪獣8号の1巻を読んだので簡単にレビューしていく。

気になった点

1.年齢層高め

少年漫画の主人公で年齢が32歳、ヒロインらしき女性も27歳と、年齢層が高いのが少し引っかかった。

これは、高齢化する読者層に考慮した今どきの設定なのかとも思ったが、ストーリー上、怪獣バスターになれる年齢制限のギリギリの年齢設定というところで32歳なのだろう。

ちなみに、33歳未満までというのは自衛隊の年齢制限と同じ。

主人公とヒロインは幼馴染で、幼少期に将来は一緒に怪獣バスターになろうと誓うわけだが、当時おそらく主人公が小6でヒロインが小1。

さすがにヒロインが30過ぎなのは少年漫画的にもNGなのか、27歳というギリギリの設定も上手くやっていると思う。

こういう微妙な細かい設定も数年もすれば、男女差別だとか騒がれ使えなくなっていそう…。

 

2.王道を裏切る展開も今どきなのか..

序盤はまるで宇宙兄弟かのような展開なわけだが、1話の最後で主人公が怪獣に変身してしまうというオチがつく。

このあたりが今どきの王道というか、王道をやれない王道というか、王道の話でも読者は王道展開に飽きているとはこういうことなのだろう。

普通はかつて夢を語り合ったヒロインの立場へ落ちぶれた主人公が追いつく展開になるわけだが・・

宇宙兄弟の展開にはならず、六太は宇宙人になってしまうという…。これぞ令和の少年漫画なのだろう。

 

3.基本設定は進撃の巨人と似ている

一番に感じたのは進撃の巨人っぽいなという点だろうか。

・怪獣=巨人

・主人公が怪獣に変身

・養成所的なところで同期がゾロゾロ出てくる

 

基本的な設定はかなり進撃の巨人っぽいんだけど、作風は全体的にギャグっぽい感じで作風はまったく似ていない。

というよりも、何年も世界観や伏線を練って構成されている進撃と比べると、面白そうな設定を決めて勢いで作っている感じのこの作品では比べてしまうと完成度の差はあるわけだが、そもそもジャンルが違うので比較すること自体がナンセンスなところ。

とはいえ、基本設定はかなり似てるので、さすがに作者がまったく意識してないってことはないだろう。

一部でパクリだ云々言われてしまうのは仕方ないところだとは思う。

言うまでもなく内容はまったくパクリではないし、趣旨もまったくことなる漫画となっている。

 

まとめ

話題作だったので1巻を購入して読んでみたが、こんな感じかという印象。

良くも悪くも今どきの少年漫画っていう感じはする。

この作品が人気になるのは、やっぱり王道っぽい展開はもう飽きられているのだなと実感できる。

とはいえ、ただめちゃくちゃな展開になれば良いってわけでもなく、ところどころポイントで王道を外していくのが秀逸な作品でもある。

個人的にはギャグっぽい感じと、少し子供向けすぎる内容で、勢いで描いてる感じの漫画なので特に続きが気にならなかった。

2巻以降を買って読むことはないだろう。

作業で漫画喫茶に行った際に新刊コーナーで目が止まれば続きを読むかもしれない。

この漫画が凄いとかで上位に入るのは納得できる内容ではある。あとは好みの問題だろう..。