
エスジェイ(@crisisnoeln)です。
先日、映画ジョーカーのレンタルが開始されました。
この映画は劇場では吹替版がなかったのですが、DVD、ブルーレイ版では吹替版が出ています。
ジョーカーのアーサー・フレック役の声優は、ワンピースのサンジ役などでもおなじみ平田 広明さんでした。
私は映画館で一度ジョーカーを見ましたが、3ヶ月ほど経ってまた見た感想など書いていきます。
ジョーカーの感想
あらすじ
ピエロの大道芸をしながらコメディアンで売れることを夢見る心優しい男アーサー。
アーサー自身も精神的な病を抱えながら、病弱な母親を看病しながらギリギリの生活を送っている。
彼の身に色々な不幸が重なっていき、次第に彼は悪のカリスマJOKERへと変貌していく…
見どころ ※ネタバレ注意
ここでは、軽くネタバレ要素にも触れつつ見どころを紹介していきたい。
・アーサーの全力疾走
・アーサーがマレーを撃ち殺した後の動き
・絶妙なBGM
ホアキンの演技力
アーサーというよりか、役者のホアキン・フェニックスの演技ということになると思うが、とにかくホアキンの演技が凄まじい。
演技が上手いというのは、抽象的な言い回しだが、何が上手いかといえば細かい動き、アクションしぐさなどが絶妙に良い。
例えば、上記した全力疾走するシーンなんかは、劇中でアーサーは何度か全力疾走をするのだが、誰が見ても「コイツは運動が苦手なんだな」と分からせてくれる。
アーサー・フレックは軽い知能障害を持つ設定だと思うのだが、運動能力の低さもしっかりと演技だけで分かるのだ。
同じく、ホアキン・フェニックスの演技という点で、作中で人気コメディアン役のマレー(ロバート・デ・ニーロ)の番組にアーサーが呼ばれ、最後にアーサーが逆恨みしてマレーを撃ち殺すわけだが、マレーを射殺した後のホアキンのしぐさに注目してほしい。
撃って、しばらく余韻にひたり、立ち上がりもう一発撃って、どっか行こうとして戻って撃たずに銃を捨て、周囲の人間に近づくフェイクを見せてからの、よくわからんしぐさをして、カメラに向かって何かメッセージを残す。
この一連の動きがなんともサイコパスって感じがしてたまらなくグッと来るのだ。
BGMに注目
最後に個人的にはBGMにも注目して欲しい。
アーサーの心理状態や、これから起こる不幸をBGMを使って数秒早く知らせてくれる演出はなんとも絶妙な作るだと関心してしまった。
もちろん、今までの映画にも似たような演出は使われたことはあったのだろうが、個人的にBGMの使い方がここまで上手いと感じた映画は初めてだった。
まとめ
この映画をバットマンのスピンオフみたいな感覚で見ないほうが良い。
今までのバットマンシリーズとはまったく異なる世界でのJOKERだと思ったほうが良いですね。
大人の事情もあって、最近のハリウッド映画の予算はアメコミの力を借りないと降りないというのもあるみたい。
この映画と似た映画(JOKERの監督が影響を受けたと発言している)
・タクシードライバー
・キングオブコメディ
・セルピコ
・カッコーの巣の上で
この4作品を挙げている。
中でも「タクシードライバー」と「キングオブコメディ」はJOKERの作中でも分かりやすくオマージュされている。
僕が近年見た映画の中では一番インパクトがあった映画です。
バットエンドや鬱映画が好きな人ならグッと来ると思います!
一応、バットマンシリーズとの繋がり(登場人物など)はありますが、僕はまったくバットマンの知識なく見て楽しめたので問題ないです。
話題性の高い作品に共通して言えることですが、
映画を見終えてからネットでの感想レビュー等を色々と調べて、もっかい見直すってのが一番おすすめですかね😄