
エスジェイ(@crisisnoeln)です。
最近カイジのスピン作品である「1日外出録ハンチョウ 」にハマってます。
この記事では特に面白かった回を2つほど紹介します。
ハンチョウの面白かった回2選
曲が思い出せない
第51話「鼻歌」
コミック7巻に収録
★主なストーリー内容
いつものように3人で一日外出に来た班長、石和、沼川の3人。
買い物をしている途中で店内で流れた曲を聞いてると、沼川がどうしても思い出せない曲があるから鼻歌を聞いて欲しいという流れになる。
班長も石和も洋楽をかつて1500枚以上保有していたいう元地下労働者の木村さんも結局は曲が思い出せなかったのだが..
★解説
この回、なにが凄いかというとオチが斬新ということ。
ネタバレにはなりますが、オチとしては・・
なんと、最後にQRコードが貼ってあり、読み込むとYou Tubeへ飛んで本当に鼻歌が流れるという仕組み。
作者が本当に知りたかった疑問がそのまま漫画になっているという斬新さに加え、QRコードを使うという10年前ではやることのできなかった最新の技術を駆使して落とすという新しさ。
この手の音楽がどうのってネタ自体は古典的でもあって、例えば「フンフフーン♪」みたいな曲があって~。
と、説明されても文章だと「フンフフーン♪」のリズムが正確に分からないわけで、これが実写であればネタにならないのだが、漫画や小説の場合だと「いや、文字だとリズム自体がそもそも分からねーわ!」というボケになってて、これだけでも1つのネタになっている。
個人的にこの回の最後のオチは、誰か1人がメタ的な視点になって「そもそも漫画だと伝わらねーだろ!」(一同爆笑!)
みたいなオチと予測して読んでいたので、まさかのQRコードという悪魔的な発想に驚愕しました。
さらに、実際に作者が分からないでモヤモヤしていて曲の正体も読者のコメントで解決したというのも面白い。
SNSの過去の日記
第72話「日記」
コミック10巻に収録
★主なストーリー内容
昔自分がSNSで書いてた日記がヤバめな内容だったのではなかったかと、急に心配になった沼川は班長に相談して外出時に確認することに。
監視の宮本も交え3人でかつてのSNSの日記を確認することになったのだが・・
★解説
このネタは久々に漫画を読んで声に出して笑いました。
鼻歌ネタが変化球とすると、このネタはド直球160kmという感じでしょうかね。
ログインに苦戦するという芸の細かいあるあるネタも入れつつ、1人ずつ日記を確認していき、最後は沼川の日記へ。
この内容が本当に絶妙な痛いラインをついてて面白いのですが、これは是非とも本編を読んで欲しい。
ネタバレとかではなく、この手のネタは第三者から聞くと面白さが半減してしまうタイプのネタなので、面白い点とかを上げても分かりにくいと思うので…。
このクオリティ、下手したら作者の過去日記をそのまま添削しているのかもしれません..。(→それは怖すぎるって)
トネガワにも黒崎が帝愛社員の裏垢を監視しているって話がありましたが、近代ギャグ漫画においてはSNSネタって鉄板なのかもしれませんね。
まとめ
班長おもしろいですね。トネガワ、イチジョウと比べても個人的には一番好きです。
テーマが遊びというのも面白いポイントかもしれませんね。
5巻でタイムループネタとかやりだしたときは終わったと思いましたが・・。またぶり返してきましたね。
まあ最近でも幽体離脱ネタとかちょくちょくやらかしてはいますが、良くも悪くもマンネリ化を防ぐためにいろいろと実験している感じが良いですね。
毎回グルメや旅行だけだと限界ありますからね。
個人的には作者体験型のネタのほうが面白く感じますね。
またSNSとか黒歴史系の新作に期待です。