エスジェイ(@crisisnoeln)です。
2020年は暇なときは結構な頻度で映画を見ていました。
気づけば100作品くらいは見ていたので、中でも印象に残った作品を3作品紹介していきます。
ちなみに、年代気にせずに見たので公開が2020年な作品というわけではありません。
あまりに古い映画だと見れない自分は性質なので一番古くても90年代くらい公開の映画だったと思います。
この映画面白かったBEST3
メメント

テネットという映画が2020年の秋に公開された時期にVODでも話題になっていた作品です。
テネットの監督クリストファー・ノーランのデビュー作らしく、最大の特徴としては時系列が逆行していきます。
単純に出来事が逆から再生されるだけではなく、カラーパート、モノクロパートに分かれており、モノクロパートのほうは時系列が通常通りに進み、カラーパートは逆再生されていきます。
物語の終盤でモノクロとカラーが繋がりオチへ向かいます。
話自体が秀逸とかそういうのではなくて、むしろストーリー自体はチープなB級サスペンス映画って感じなんですが、演出を工夫するだけでかなりの見応えになっています。
ルーシー

人間の脳の性能というのは普段10%だか20%だかしか使われていないようです。
どんなに優秀な人でもほとんど脳の性能を完全には使えていないとか云々…
ある日、普通の女の子ルーシーがひょんなことで裏の組織の実験に巻き込まれます。
その実験とは、脳の性能を100%引き出すことのできる人間を生み出すことだったのです。
ほとんどの人間は薬の副作用で絶命しますが、ルーシーは奇跡的に体が対応し超人へと変貌します。
この映画の面白いところは、そもそもの題材が面白いっていうのもあるんですが、素直にオチが面白いわけです。
「おいおい、そんなオチなんかい!」ってツッコミたくなるんですが、まあそんな話で良いんだと思います。
だいたいオチありきの話ってミステリーと同じで見返す価値自体がほとんどないんですが、この映画の凄いところはオチありきの映画なのにまた観たいと思えるところですね。
よくわからんオチが凄い味があるんですが、もっかい見直せばオチの意味がもっと分かるのかもしれないと思わず見返してしまいますね。
1917

この映画は公開も2020年の映画でした。
戦争映画なんですが、何が凄いといえば、とにかく演出が素晴らしいですね。
一人の兵士を追っかけてカメラがついていきますが、基本的にほとんど途切れることがありません。
月並みですが、まるで戦場にいるような圧倒的な臨場感が味わえます。
漫画でも演出が大事大事とよく言いますが、では良い演出とは一体どういうものなのか?
と、問われるとなかなか『これが演出だ!』と言い切れる作品は少ないと思いますが、まさにその答えが1917と言えるでしょう。
面白い映画の定義とは何か?
以上、1年間で約100作品ほど観て、自分的に特に面白かったと思えた映画を3本ピックアップしてみました。
そこで改めて自分なりに面白い映画の定義を少し考えてみます。
おもしろいといえるものにはいくつか条件があるでしょう。
先が読めない、考えさせられる、構造や演出が面白い、説明のしようがない…など。
とくにストーリー以外で見せることができる作品が素晴らしいとかよく言われています。
自分としては、単純に話が面白い話が面白いだろうと思っていましたが、いざ「面白いとは何か」と念頭に置いて視聴していくと、思っていた以上に面白いストーリーよりも、演出の凄い作品や、掴みどころのない作品が印象に残りました。
また、これは『面白いストーリーとは何か?』という話にも繋がると思いますが、先が読めないということは何をやるにしても面白いことには必須条件に思えます。
「はいはい、このパターンね」ってなってしっかりそのパターンになると興ざめなんですが、ここも難しいところで、一周回って逆に先を分かりやすくして進めたほうが良いときとかもあったりします。
また『考えさせられること』も面白い映画には非常に重要なファクターになるでしょう。
ランキングには入れませんでしたが、ミッドサマーという映画がかなりショッキングな内容で色々と考えさせられました。
ミッドサマーはあるスウェーデンの先住民にアメリカの大学生が凸していくという話なんですが、文化的なことだったり、人間とは何かとか、内容もショッキングなんですが、それ以上に考え深いものが残ります。
他にもジョーカーはなぜ小人症の人だけは殺さなかったのかとか、こういうポイントポイントで深く考察していことで面白さの深みを味わえるのではないでしょうかね。
まとめ
映画面白いですね。
今年もたくさん映画観たいです。
できれば今年は劇場にも足を運びたいですね。
そしてできれば、感想もブログにアップしていきたいですね。